ちょー!【美女と野獣編】

前の記事を読んだらしい友人から、
「お前の叫んでいる本、もう古くて手に入らないんだよ、ふじこふじこ」と言われました。
「そんなことないよ、ふじこふじこ」と返しながら書棚から持ってきてみると見事なまでに本が劣化してました。
こんにちは成葉です。日の光が一切当たらない書棚なのに茶色くなってるとかね。
自然劣化の恐ろしさを改めて感じました。あと本の質もかな?文庫だからいい紙じゃないですしー…。
そして奥付を見ると、初版出版年1997年5月。えっと……14年前?
十分古いね!!
そりゃ手に入らないわけだ。ははは、時の流れって怖いね!!

と、いうことで「語りたいなら語ればいいじゃない」精神で感想文を書こうと思いました!まる
【美女野獣編】、【コバーリム編】、【レフーラ編】の大人組みっつと、
【宝珠編】の子供組を前後に分けて、計5つぐらいで話そうと思うよ!
もう一つのシリーズは気が向いたら。そもそも今語っちゃうとしょっぱなからネタばれですよよよ

感想なんでネタばれを含みます。簡単なあらすじ・キャラ紹介ぐらいは付けてみました
気になった方は「ちょーシリーズ」でグーグル先生に聞いて見ると良いです

苦手な方は回れ右を!以下、だらだらと感想文です



野梨原花南『ちょー美女と野獣』


なんとなく冒頭が分かるかもしれない三行あらすじ

 ジェムナスティ国の森の中一匹の獣と獣に捧げられたお姫様が仲睦まじく暮らしていた
→ある日二人は愛の誓いを立てる……と獣は人間に!魔法により獣に姿を変えられていた王子だったのだ!
→姫「信じらんない!!なんで人なの!?獣じゃないの!?もう一回獣に戻してもらいにいくわよ!!」

主観の入りまくった登場人物紹介:1
ジオラルド(以下:ジオ)→ 獣にされていたトードリア国王子。サリタの親友。イケメンだけど何処か天然
ダイヤモンド(以下:ダイヤ)→ 美姫だが、獣フェチ。大胆でさばさば明るい姫っぽくない姫。魔人の加護有
サリタ→ ジオラルドの親友にして裏切り術を掛けた魔法使い。タロットワーク一族。リブロに仕える
アラン→ ラボトローム国王子。ダイヤモンドの元許嫁。ダイヤモンドラブ。アホ王子。もっふもふ
スマート→ ラボトローム宮廷付き魔法使い。自称流浪と美貌の大賢者。チャラいが根は真面目
グーナー→ アラン王子付き従者の一人。スマートに対して突っ込みが出来る人。本名グーナー・エイダー
ライー→ 眼鏡の自称学者。いつもニコニコしているが本心が読めない。旅に同行する
リブロ→ ジオを獣にさせるよう命じた女性。ジオの従妹。トードリア王に即位しようとしている。お姉さま

バロックヒート→ マジックマスターと呼ばれる魔神。半獣人。ダイヤの初恋の人

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一般的な美女と野獣だったら『めでたしめでたし』となるような場面から物語ははじまります
が、まずダイヤの猫かぶり御姫様使用と素のギャップが凄まじいところでジオ同様に思考が止まります
おひめ……さま……?です。後、更に数人の思考が止まることになりますが最早仕様です
そんな獣スキーのダイヤに振り回される形で旅を始めます
始まりは強引ですが、ダイヤが色々考えて旅を始めたことが物語後半にて窺えます
それにしてもこの段階のジオは全く見事なまでに間抜けです。残念なイケメンです。仕方ないがな!

道中アラン王子一行が押しかけてきたり、黒魔術の妨害?があったりしますが、二人+αは旅を続けます
旅の見どころは第3章だと思ってます!ギャグ王子の本領発揮的な意味で!!
章タイトルの通り、スマートの魔法のせいなのですが、アラン王子が獣化します
ダイヤに好かれようとして、なのですが当然のごとく失敗し、しかも後遺症?で尻尾が残る始末
長々と語り継がれる尻尾の王子様の誕生です。蜂蜜色のもっふもふ
そんな残念王子だとかアホ王子だとか言われている彼ですが第5章以降ちょっとカッコ良?かったりも
……正直この時のアランは従者いてこそ、輝くタイプだと思ってます。王子ブラボー!!

しかし平和な旅は長く続かず、ジオの再獣化、サリタとの再会、トードリアからの刺客と立て続けに進みます
そして、トードリアに捕えられたジオを救う為にダイヤはトードリアへ潜入するのです
……と書いていて「どっちがお姫さま?」となりました。これだからジオさん残念優男言われるんじゃなかろうか
というかこのお話の中で一番男前なのは間違いなくダイヤ。そしてリブロ。女性陣がとても強い作品です
だって男性陣は優男と、優柔不断と、アホ王子と、美貌の大賢者()、と腹黒だもの……この時点では
後半部で好きな箇所はトードリア城侵入がある第9章でしょうか
中でも、ダイヤが操られたジオの呪いを解くシーンは名場面かと
キスには魔法の力が、は再三触れられてきましたが、綺麗に冒頭回帰されていると思います
ですが成葉が一番好きなのは、その直前にあるスマートと従者のシーンだったりします
マジックスモークからスマートと従者が現れ、トードリア兵と対峙するのですが、
この時、魔法石によって現れた彼等の衣装はラボトロームの装飾衣装に様々な武器を持っているのです
挿絵はないですが絵になる情景だなあと!そしてグーナーの名乗りが素敵
あ、スマートが大変蔑ろにされてる点も良いかと思います!!!

此処までの感想を読み返すとアレですね、本筋に全然触れてないな!!ラボトローム勢好きすぎだろ、私
本当はサリタの苦悩やリブロとライーも語るべきなのだろうと思うのですが……上手く表現できないので割愛
サリタは多分この作品の裏の主人公だよね。常に苦悩と共にあるもの、という言葉がぴったりです
この時から悲しい青年だな、とか思ってましたが、この苦悩はまだ序の口でした。ええ……
リブロはやり方がちょっと?過激なだけです。でもそれにも理由があって、というのは短編集で明かされます

そしてこの作品の終章が好きです
二年後の話なのですが、サリタがラボトロームで幸せにしている時期の一遍が書かれているから!
平和なラボトロームの一遍はホント癒しですね。ほのぼの読めるから!ギャグ場面万歳。
スマートに弟子入りしたのはホント良かったよな……とか思ってしまいます



改めて読み返すと、結構誤字あるなあ。再販時には直っているのだろうか……
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by vrougev | 2011-12-27 17:23 | ネタばれ感想