<   2006年 12月 ( 33 )   > この月の画像一覧

今年も色々ありましたね。

思えば煩悩だらけのような気もします、成葉です。
いい事がたくさんありました。いっぱい悩んだり泣いたりしたときもありました。
けど、今が元気だからいいのかもしれません。

来年も変わらぬ自分で、変わっていく皆さんをのんびりと眺めていたいと思います。

でわ、よいお年を|ω・`)ノ”
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by vrougev | 2006-12-31 23:53 | Life

大晦日ですよー

今年は紅白見ずにペルソナに徹する予定の皆さんこんばんわ。成葉です。
RAGFAIRの出ない紅白は見る価値がないと昔から言っている成葉は結構重症だと思います。
そう、ペルソナ二周目!!二周目楽なんだけど・・・。

前回あんまり極めなかったのが今になって悔やまれるでありますよっと。

まぁ、いいさ。何周でも回してやる。モナドも潜れるようになろうっと。
綾時には萌えないが、ファルロス可愛い♪やばい、石田に殺される(ぇ
というか・・別な人とも話してたけど続編・・主人公どうするんだろ・・・。
今の主人公そのままだと結構きつくないのかな?てか、ダメだろ。
でも、主人公名前ないしねぇ・・(自分で必ず決めなきゃなのです)まぁ、フェスもでたら多分買う。

大晦日です。というわけでキセツモノ更新。大晦日ネタです。ちょっと暗いです。
年末にこんなもんあげるなよーって言われそうですが・・^^;
先に無法に見せたら「フィーリが黒い」って散々言われました。BL風味ともいわれた

あ、絵は間違えて向こうの掲示板に張ってきちゃったのでどうぞ(ぇ

今日は今年最後の本屋に行ってまいりましたー。dearと文芸少女の最新を買って帰宅。
文芸少女は年明けの忙しい移動に読むとして・・・。
dearはキャロ紅萌♪カバー裏に激しくときめいた♪表紙もこの二人で速攻買いでした。
中身も戦闘シーン万歳ー♪二人が敵さんと戦っているよぉ♪♪
一番の見所は昴の裏切りとキサラの強引なキスシーンなんだと思うけど、どっちも好きじゃないので軽くスルー
もっと二人の出番増えないかなー♪後のキャラはプリノ以外どうだっていいです。
(彼女がいてこそ彼らが出るので必須)

夜はまだ始まったばかりだよ、皆♪ってことでそろそろお祭りに戻りたいと思います。
明日昼間死ぬな、こりゃ。

でわでわ|ω・`)ノ”また
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by vrougev | 2006-12-31 02:14 | Life

人が人で在る為に

ごーん、ごーん、と外では荘厳な鐘の音が響いていた。そう、今日は年の瀬。
年が改まるこの日の晩をロジェとフィーリは宿も無くふらふらと歩いていた。
「今年・・終わっちゃうねぇ・・」
寂しそうにフィーリは呟く。遠くを見つめるような目で天を仰ぎ一つ白い息を吐いた。
東方の土地の風は寒く刃の様に寒く凍て付いている。白い息も直ぐに凍ってしまうのではないか、と思ってしまうほど。
「今年も色んな事があったんだよねぇ・・。速いなぁ、季節が巡るのは」
「だな」
当りは建物一つもなく、星明り以外、光と呼べるものは何も無い。お互いの顔も見えないほどの暗さ。だが、不便ではない暗さであった。歩く道は分かっているし、フィーリが何処にいるかも分かっている。ロジェは息を吐いた。それはフィーリのとは似て非なるものである。苦労が含まれたため息。
「・・・いい加減、腕を離せ」
暗くても何をしているのか位は分かる。ロジェの腕にはいつものようにべったりとフィーリが抱きついているのだ。
「やだー♪ロー君温かいんだもんっ♪」
「・・俺は暖房器具じゃないんだが」
「それにこの間マフラーと手袋もらっていただろう」と言うと「それを着けていたって寒いんだい♪」とやや笑い声交じりで返って来る。
はぁ、と再びため息。年も終わるというのにため息ばかりついていていいものだと思うがもう癖と化したものが止むわけでもなく。
闇は静寂をもたらす。響くのは全てを洗い流す鐘の音。感じるのは希望のような温かさ。
「もぅっ、何で鐘なんか鳴らすんだろうねぇ?寝るなって事なのかなぁ?」
うーん、と純粋に考え込んでいるフィーリにロジェは尋ねる。
「・・お前、除夜の鐘を知らんのか」
「ジョヤノカネ?」
どうやら本気で知らないらしい。一見馬鹿のように見えるこの男(女にも見えるかもしれないが男である)はほとんどの事に精通するほどの博識である。故に知らない事があるというほうが驚きだった。ロジェは感情を表に出さない事のほうが多い。多分この時もいつもの通りだったであろう。
「東方の地方では年末に鐘を鳴らすんだそうだ。人間の煩悩の数の百八回。身を清めてから新しい年を迎えようという心がけらしい」
こう語るロジェも実のところはよく知らない。何故煩悩が百八なのか、鐘を鳴らすのがどう身を清めるのに繋がるのかなんて考えた事もないし、あくまで見聞きした知識としての情報だった。ふぅんー、と納得したような納得していないような声を漏らした。じゃあさ、とフィーリは切り出す。
「人間って何処から何処までが煩悩なんだろうねー」
きっと魔術師は笑っていたのだろう。見えなくてもなんとなく分かった。これは問いかけではなく、独り言。ロジェが答える前にフィーリは更に語を紡ぐ。
「人間から煩悩を取ったら何が残るんだろう。食べたいと思うのも煩悩、生きたいと思うのも煩悩じゃないのかな。そして、それを除ける訳もない。除こうと思うのもまた一つの煩悩なんだから」
何かを望んでいる限りそれは煩悩になるのではないか。心から欲するものは全て煩悩ではないのだろうか。ごーん、と鐘が一鳴り。
「煩悩がなくなったら・・もうそれは人ではないのかもね」
彼は笑っているのか。それとも憂いているのか。
「・・・フィーリ」
「なーんてね♪急にこんな事言うからびっくりしちゃった?」
あはは、と笑う。それは本当に笑っているのか。目の前の道が急になくなった気がした。
勿論、錯覚。それは錯覚でしかなかったけれど。
「・・・ロー君?」
心配そうなフィーリの声で我に返る。はっと気が付き腕をみると暗闇でもきらきらと輝く二つの瞳と目が合った。直ぐにふいと視線をそらす。
「・・なんでもない」
「・・不安になっちゃった?」
何にとも、どうしてとも聞かずにそれだけ。ただそれだけ。それだけなのだ。
「あー、なんか歩きつかれてお腹減っちゃったー♪」
急に大声でそんな事を言い始めたフィーリはロジェの腕を一層強く抱きしめ、声音明るく。
「ロー君っ♪東方に来たんだからお餅食べたいっ!!それに甘ーいものも♪」
「はいはい」
呆れた様子の一つのため息。笑い声。
尚も鳴り続ける鐘の音。消えることの無い人々の煩悩。
全ては浄化される事なく続いていく。先へ。先へ。先へ。先へ。

「あ、お汁粉がいいなー♪ぜんざいも捨てがたいよねー♪」
「・・違いが分からん」

こんな夜に煩悩を作るのは罪作りだろうか。

人が人で在る為に   Fin
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by vrougev | 2006-12-31 01:57 | キセツモノ

ラブホ事件萌え

タイトルから怪しくってすみません。成葉です。ペルソナ二周目回してます。
いや、一回目極めろって言われそうですが・・タイトル通りにそのシーンを見たいがために二周目です。
データ消しちゃったんですよ!!うわぁ(´・ω・。`)

えっと、どんな内容かって言うと・・。ラブホに現われたシャドウを討伐するために向かった主人公達。無事にシャドウを討伐できたけれど、もう一体隠れていたシャドウによって操られてしまいます。そこでまぁ、色々あるんですけど・・そこが見たかったわけですよ。
主人公はヒロインとなのですが、もう一グループのもあったりするのです。戦闘めんばでヒロインと主人公を抜かした後二人がそれに該当するわけです。
前は、美鶴と真田だったので普段どおりのノーマルカップリングだったわけです(マテ
しかも、反論したのは美鶴だったしね。真田に反論して欲しいのさ、僕的にはね。

さて、ここでもう一人の男を美鶴の代わりに入れたらどうなるでしょう?
て事でやってみました。

真田「なっ、何も無いに決まっているだろう///」

可愛い♪ものっそく可愛い♪テレまくってる当りいいね.。゚+.(・∀・)b゚+.゚
でも伊織は嫌いだー。使いにくいし、ウザイし。普通だし。
やっぱ荒明でお願いします♪
甚平着せたときのいやそうだけど耐えるのもいいよね.。゚+.(・∀・)b゚+.゚
嫌だがリーダー命令だから・・っていうのに萌え(ぇ

さぁ、やばい。最近僕末期だ(ぁ)自覚しちゃうほど末期だねぇー。

あ、明日きら☆まじ更新しまっす。本編はとりあえず今年中には無理だな、うん(マテ
あ、あと笹さんに頼まれたペルソナ絵、こっちに上げますー。罰ゲームでーす(泣
・・・・・・明日ね、明日。でわ|ω・`)ノ”またねー
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by vrougev | 2006-12-30 01:56 | Life

あーあーあー

基本ストーリー終わっちゃった・・。案外短かったなー。
綾時は微妙(´・ω・`)<そんなに主人公好きですか、そうですか
まぁ、最後は綾時を殺すか殺さないかの選択肢によって変わるらしいですが、卒業式までの期間を延ばすか伸ばさないかだけらしいです。後でやってみましょ。
今回あんまり好きなペルソナいなかったなー。メガテンでは結構居たんだが・・消えてる(´・ω・`)
ジャックフロストとジャックランタンを最後の最後まで戦力として使ってました。
技弱いのにレベル53とかありえない数字になってましたが見なかった事にします(ぇ
同族合体も出来るといいのに・・・。あれは地味だけど嵌るよ?

真田のジャックグローブに萌えた。フロストとランタンのパペマペができるねww
是非やってほしかったなー(ぇ)あれは普通に可愛いよ?w
最後までファルロスがエヴァンゲリオンの最期の使途にしか聞こえません。くっ、石田の罠か・・?w

今回はシステム的に・・というよりキャラ萌え優先?声優陣が無駄に豪華な辺りとか・・・。
後半のコミュは劣化されたギャルゲー・・?パラMAXにしてヒロイン達に話し掛け捲った。
あの時間結構無駄だよね(ぁ
レベルはなくても属性さえ覚えていれば、ほとんどの場所であっさりいけますよっと。
=気持ち悪いペルソナつくらなくったってOKw

・・・・こんなんだから事典完成率30%ですが、何か?

真田の武器は全部持ってるので極める事もないかと(戦闘等でグラ変わるのは武器のみ
久しぶりにデビチルやりたくなったな・・。後で探そう・・・。

とりあえず、主人公と明彦のレベルだけ異様に飛び出ているのは愛情の証です(何


以上、成葉のペルソナ3一周目の感想でした(´・ω・`)>
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by vrougev | 2006-12-29 03:27 | Life

今日で補修おっわりー♪

「運が悪かったな、お前にこいつは使わせない」
人より遅れてきたのにこの台詞はどうかと思ってしまう成葉です、こんばんわ。
パソコンもつけずにペルソナ3やってます。嵌りまくりです。オフゲーは嵌るとゾッコンなのです。
真田萌えー。荒垣とセットで更に萌えー。
普段は普通なのに荒垣がいるとテンション上げ上げー。かーわいー♪

「シンジが仲間になったんだ、大船に乗ったような気持ちでいてくれ」
「・・アキ、買いかぶりすぎだ」

かーわいー♪(壊

喧嘩してアキちゃん殴っちゃうしね、シンジの事。マジギレも素敵、素敵♪
攻め受けですか、そうですか
死んだときはほんとに泣いた。寂しいどころじゃないって!!独り置いていくなんてー(ノ_・。)
あれだ、エアリスが死んだときと一緒。
使 っ て ん の に 死 ぬ ん じ ゃ ね ぇ orz

・・・・・よし、別な話でもしようか(自分の状態に気が付いた
そうだな・・・何も伝える事がないんだなー。これが。あ、大晦日までにはお正月版だします。
これも一つのおしごとさー♪あ、こっちに掲載でいいのか?まぁいいか。

とりあえず、本日はこんな感じです|ω・`)ノ”また

某部長様へ。
無粋なメールごめんなさい><。とりあえず、日記を見て謝りたかったので。
ごめんなさい。
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by vrougev | 2006-12-29 00:32 | Life

プロテインとご飯を一緒に食べる人

こんばんわ!!PC直すのもほったらかしでペルソナに没頭している成葉です。
あぁ、コレは母のPCを借りて投稿しているわけですが・・。復旧までには後数日掛かりそうです。
あーリンクとか全部探しなおさないとかぁ・・orzマンドクサイネ(´・ω・`)

そうそう、明彦さんいいよ。秋彦さん。一人萌えてます(ぇ)馬鹿なのか頭いいか分かんないし。(ぇ
一人でシャドウ(敵)倒しにいって、追われてアバラ折って全治一ヶ月だったからね。
何やってんだよ、全線無敗のボクシング部主将!!
・・・・ボクシング部って言う割りには筋肉華奢色白だよなぁ・・。まぁ、僕には関係ないさ。
でも何よりも、荒垣との絡みが一番♪荒垣さん、アキって呼ぶんだよ!!んで、「・・・シンジ」って返す(何
絶対明彦は受けがいいと思うんだよねー。あーでもリバでも面白そうだよね。
アラ×アキがいいなー。→でも⇔でもいいけどさー。この二人がいい!!

声が緑川なのにも大分慣れたしねー。慣れってすげぇ。

乾も好きですよ。可愛いよね。メンバーの中で一人三国無双が出来そうな槍捌き。うはーい(何
コロマルも可愛いよ、コロマル。犬なのにペルソナ持ってるからね。「ワンっ」って吼えてムド使うからね。ムドだよ?闇即死魔法だよ?結構決まるんだよねー。犬コワスww

あー主人公はジャックフロストとジャックランタンばっか使ってます。いい加減別なの合体させないとと思うんだけどねー。可愛いらしいから許されます。
メッチーが作れないのは合体事故が起こらないから。アレだけ作ってるんだからいい加減起きてくれ(´・ω・`)
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by vrougev | 2006-12-27 01:56 | Life

ふははははははは・・・

イブには終わったぞー!!INクリスマス
頑張ったー!!結構、てかかなり・・・orz 前もって計画は立てましょう。
ラブラブオチですね、はい。もーいーよ。認めるよ(ぁ
擁護出来なくなり始めてるし・・(マテ

明日また一本学校用に仕上げます。よし、頑張るぞーorz

実は今日オフ会でした。○リ○ンで(地元以外これでわかんないだろう(ぇ
罰ゲームで恋のミクル伝説唄ってきました。みっみっみらくる、みっく、るんるん(死
某兄さんはすももOPでした。かなり恥ずかしいよな、アレも。
結川カズノの表紙に惚れてペルソナのアンソロ買ってしまいました。表紙買いってやつです。
中見たら美川べるのさんのも載ってました。ペルソナ主人公が某漢式部長にしか見えません。
読んでてペルソナやりたくなって・・・買っちゃった♪うははーい♪
真田さんがカッコイイです。珍しく釣り目萌え。声優が緑川でした。見なかった事にします。
主人公もカッコイイです。前髪だらーんってなってて某漢式部長にしk(ry)声優が石田でした。見なかっt(ry

久々にオフゲー極めようかと思ってしまうにー。
あぁ、父が終わらせたサモンナイトもやりたい・・・w
スカイガンナーも捨てがたい・・・♪あーマイネリーベ借りっ放し・・(濃いものを借りてます
デビチルー!!刹那ぁぁぁぁぁぁぁ!!!(壊

時間が足りない・・・・(´・ω・`)さて、やっと遊べるぜ
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by vrougev | 2006-12-24 23:55 | Life

ローサンに願いを込めて   6

要の国から元へと変える途中に朝焼けを見た。
銀世界が光を反射し全ての闇追い払っていく姿は神々しいものであった。
「騙してしまってすみません」
帰り道、肩と肩の間に流れる沈黙を破ったのは向こうだった。
「いや、気がついてはいた」
ロジェがそう答えると、少しへこんだようにため息をついた。
「私の変装もまだまだですね・・。結構いい線いってると思ったんだけどなぁ・・」
「姿形は完璧だと思うが、あいつはもっと人に抱きつく。それはもう五月蝿いほどに、だ」
それに騙される事には慣れている、とは言わなかった。この間もこんな偽者を見たばかりだし、耐性も付く。
「でも、いい勉強になりました。人間と触れ合う機会は滅多にないですし」
「そうか」
再び沈黙。次に破ったのはロジェであった。
「お願いがあるんだが・・・」

「起きて、起きてー!!」
ベッドを激しく揺さぶられ、ロジェはその眼をゆっくり開いた。やけにはしゃぐフィーリの声。時計を見ると朝七時半。普段のフィーリなら起きる様子も見せない時間である。
「ロー君ってばぁー♪おーきてぇよぉ!!」
「なんだ、朝から」
ロジェのベッドに飛び乗り跨るフィーリはじゃーんといって手に持った品を見せる。白い包装紙、赤いリボン。それは紛れも無くプレゼントであった。
「サンタさん来たんだよぉ♪プレゼント置いていってくれたの♪」
「ほぉ」
開けてみよーっと、とリボンを解いたフィーリは歓声を上げる。
「わぁ!!マフラーと手袋だぁ!!」
真っ白なマフラーと同色の手袋。羽のような柔らかな素材で編まれていて保温能力に富んでいる。ありがとうサンタさん、とフィーリは天に向かってお礼する。
大切そうにマフラーと手袋を抱いたフィーリは思い出したように言った。
「そう、夢の中でね。ロー君がサンタさんの格好してプレゼント配ってたよ」
「俺はそんな格好しないぞ」
ロジェは笑った。

「これを・・ですか?」
「あぁ、何かしないと五月蝿いからな」
ふふふ、という笑い声。
「大切じゃなければ作りませんよ。手編みのマフラーと手袋なんて」

                                    ローサンに願いを込めて   Fin
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by vrougev | 2006-12-24 23:36 | キセツモノ

ローサンに願いを込めて   5

「・・・・フィーリ、ちょっと待ってくれ」
「どうしたの?ロー君」
どうしたもこうしたもあるか、と言うのがロジェの心境だった。その気持ちは現在地を教えれば分かるだろう。
「お前の家だろ、どう見ても」
「あ、うん。要の国の王宮だよぉ♪」
泥棒まがいの次は深夜に里帰りである。もう何がしたいのかよく分からない。深く息を吐いたロジェにフィーリは「仕方がないじゃないかー」と少し拗ねたように言った。
「だって、此処に用事が在るんだもの。此処に住んでいるのは王様だけじゃないよ!?」
「使用人の誰か、ってことか」
「そうそう。支柱の水柱さん」
新田慶之。水と氷を司り自在に操る優男でフィーリと同い年だが器用に何でもこなす、と言うのがロジェの中での認識だった。風の支柱である伊妻静羽に淡い恋心を抱いているらしい。確かそれをネタに紅末飛鳥にからかわれながら毎日を過ごしているはずである。
「・・・恋相談って事か・・?」
「さぁ?それは本人に聞かないと分からないけど」
生憎ながら親身になって話をきく能力も、アドバイスする能力もない。出来るのは辛烈な言葉を浴びせるぐらいだろうか。
「大丈夫だよ、ロー君は♪」
にかっと笑ったフィーリは大丈夫、大丈夫とお気楽なムードで扉を開いた。かちゃりと言う音と共に開かれた先から漏れる眩いばかりの光にロジェは眼を細めた。光を久々に見たような気がする。眼がなれるにつれ、段々と全貌が見えてきた。先刻のフリフ国の部屋よりも倍近く広いだろうか。全てが綺麗に整頓された部屋。窓際に置かれた一卓のテーブルで一人青年が静かにお茶を飲んでいた。
「待っていました、ロジェ。そして・・」
ロジェの横に立つフィーリににっこりと微笑みかけた。フィーリはと言うとかしこまった様子で一礼した。忠誠を誓いし者の一礼。慶之は続ける。
「お久しぶりですね。本当の相棒はどうかしましたか?」
「体調を崩してしまいまして、今は里のほうで療養中です」
「なるほど。薬が必要なのですね」
今作りましょう、と席を立とうとした慶之をフィーリの姿の者は慌てて止めた。
「いえ、今日はクリスマス。私は慶之様にプレゼントを届けにきたのです」
その言葉に慶之は目を丸くする。そして、ふっと笑い目を静かに閉じた。問う。
「よい人の子、慶之。貴方は何が欲しいのですか?」
「欲しいものなんて山ほどありますよ。僕は人です。欲望に塗れた種族ですから」
けど、と。彼は続けた。柔らかい口調の中に込められる強い意思。
「唯一つと言うのならば、僕は彼女が笑っていられる世界を望みます。彼女を傷つけるものは全て消します。守るためならばどんな事だってしてもいい。彼女を穢す者はこの手で人を殺めても構いません。それによって笑いが戻るのならば僕はなににだってなりましょう。それが例えこの世界の敵であっても、今が崩れる事になっても」
ふっ、と自嘲するような笑みを浮かべた慶之は真っ直ぐにロジェを見つめて尋ねた。
「こんな僕はおかしいですか?ロジェ」
「・・・いや」
ロジェだって大切なもののためには己が穢れる事を恐れないだろう。元は一緒なのだ。
人がいるから強くも弱くもなれる。お互いがいてこそ人になれる。
「だから、お願いです。僕の分の幸せを彼女に。それで僕は幸せになれますから」
青年は笑った。微笑が凍る事はない。凍った氷は解けたのだから。
「分かりました、慶之様」
ぺこりとフィーリの姿をした者はお辞儀をした。
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by vrougev | 2006-12-24 22:48 | キセツモノ